sobaya な blog

そば屋なプログ 志美津や店主の食材産地めぐりやそば屋の訪問・おすすめの店紹介

2005年11月

花月庵 みのしま

みのしま

そば栽培に情熱を傾けるそば屋さんです。畑仕事は、面白くてしょうがない様子でした。名刺を頂くと、千葉県のそば組合の常務理事の肩書きがありました。サラリーマンだったご主人の顔と専務理事の顔を持っているのがちょっと意外でした。かつお節の共同購入や勉強会なども開催され千葉県のそば屋さんを引っ張っている箕島さんでした。そんな箕島さんのおそばは、緑の濃いきれいな二八そばでした。長い間5%のつなぎのおそばを出していたのですが、温かいそばのことなどもあり変えたそうです。昨日は、一九だったそうです。久々に美味しい二八そばを食べました。穴子の白焼きもかき天もさつまあげも全部美味しかった。お昼時にお邪魔しましたが、ずっとお相手いただきお話が聞けて勉強になりました。食材の仕入れ先なども紹介いただきました。勉強熱心な方で、いろいろなそば屋さんを訪問していて、特に長野のふじおかさんの話はおもしろかった・・・。後日送ってくれる玄そば楽しみだ。ほんとに送ってくださいよ!みのしまさん!

自然薯

自然薯の種
自然薯畑

自然薯2






千葉県栗源町の自然薯の生産農家を訪問して来ました。天然の野生種を栽培しています。先代が、苦労して栽培方法を確立したものです。それも今では進化していました。先代が山で掘っていた美味しい自然薯の条件や土など参考にした栽培方法です。以前はパイプを利用して真直ぐな芋を作っていたのですが、これも他の方法に変わっていました。一年物は、大切にシートの中で栽培していました。二年物は、シートも取られて自然の中で育てています。今は、霜に当たり葉っぱや茎も枯れています。そうして地中の中では甘味も増してくるのだそうです。むかごが付いていたので、口に運ぶと青臭いが甘味のある美味しい物でした。むかごの収穫も大変で、シートを敷き詰めて降って落とすのだそうです。初めて知ったのですが、むかごから栽培していると思っていましたが、写真の蝶の羽の形をした物の中に種が一粒入っています。その種を培養して植えて、野生種を守っています。これからも美味しい自然薯を届けてください。

典座

何度か行き来しているお店です。世田谷レストランガイドに掲載されています。
せいろそばを頂きました。以前より少し黒みがかっていましていました。いろいろ試行錯誤を繰り返している様です。香りも良く越しも強く、美味しく頂きました。製粉にも本格的に取り組んでいるそうで、玄そばの調達や保管の話などであっと言う間に時間が過ぎてしまいました。ご主人の人柄のように優しい味の料理で日本酒もいいですよねぇ。

ヤーコン

ヤーコン

志美津やでは、毎度おなじみのヤーコンでございます。こちらの農家さんの所も、合併で大和村から桜川市になっていました。今日は、畑のヤーコンを掘ってきました。雹も霜も降ったので、葉や茎は枯れてしまっていました。お茶が作れなくて残念でした。今年の作柄は、悪かった様です。大きな芋が少なかった。しかし、香りは強烈でした。自然薯にも似た香りは、体に良さそうと言う感じです。今では、知名度も上がり何処のそば産地に行っても作っています。又、店でお出ししても、「これは何ですか」との質問も余り聞かなくなってきました。堀たては、甘味は少ないのですが置いておけば果物のようです。フラクトオリゴ糖が分解して甘くなるそうです。

筑西市そば農家

1d7782bc.JPG平成の大合併で、茨城県協和町から筑西市に変わりました。玄そばの引き取りに行って来ました。今年、1反(10a)当たりの生産量は70kgだったそうです。毎年全国平均が65kgですので平年並みとも言えますが、生産者とすれば100kgは欲しいところでしょう。今年は、雹が降ったそうですし、霜も何度か降りた様です。帰り道そば畑に寄ってみました。紅葉の山をバックに刈り取ったそばの茎が、もの悲しい。そばの一粒一粒を、大切にしなければと心に誓ってそば畑を後にしました。
Archives
livedoor プロフィール

志美津や

昭和39年 4月16日 
狛江市西野川で開業
昭和48年 9月 3日 
現在地 東野川に移転
平成10年 3月14日 
元アメリカ合衆国大統領
ジミーカーター氏ご来店

二代目店主
平成 3年「志美津屋」入店
平成 6年10月    
手打ちそばの販売開始
平成 8年 6月    
十割そばの販売開始

平成11年 7月13日 
改装開店・自家製粉開始

  • ライブドアブログ